当社は、2025年5月13日〜16日にカナダ・モントリオールで開催された ISPOR 2025において、5月16日のPoster Session 5にて、「Advancing breast cancer research in Japan using EHR-derived real-world data（Adamson et al., 2025）」のポスター発表を行いました。
日本では、がん領域におけるリアルワールドエビデンス（RWE）創出に不可欠な電子カルテ由来のリアルワールドデータ（RWD）の整備・活用が依然として限定的です。一方、米国ではその活用が大きく進展しており、当社はこのギャップを埋めるため、米国で培った知見と実績をもとに、日本においても高品質な電子カルテ由来RWDの構築を推進しております。
本ポスター発表では、当社が構築した乳がんのRWDデータセットを用いて、日本の乳がん患者の臨床的特徴およびバイオマーカー検査の実施状況を紹介しました。 研究対象コホートの患者属性・臨床的特徴は国内の統計・文献等で報告されている値と概ね一致しており、日本の実臨床の状況を適切に反映していることが示唆されました。弊社が構築している乳がんのデータセットは、今後も重要な研究課題の解決活用可能な、信頼性と有用性の高いRWD基盤であることが示されています。
今後も、日本における電子カルテ由来のがんRWDの構築・拡大を継続的に進め、がん患者さんのためにがん医療・研究の向上に資する活動を推進して参ります。
当日の発表ポスターについては、こちらのリンクよりご覧いただけます。また、本研究の詳細については、こちらのページも併せてご参照ください。
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